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恋文職人

「個人的な心象、感動、言葉のブログです」 開設時に書いた説明。現状は、愚痴を吐き出す場所になっています。時折書籍や映画の話をします。

ウエストサイドストーリー

リメイクされた「ウエストサイドストーリー」をみた。

エネルギッシュなダンスと音楽にはとてもワクワクしたけど、
物語のスピード感とエネルギーについて行けなかった。
名作だと思う。
こうして過去の名作をリメイクして、繋いでいくことは大切なことだと感じた。


人事異動の季節。
後輩が自分が人事異動の対象だと気づき(正しくは思い込み)、抵抗している。
所詮、結婚していない私には分からないこと。
彼の気持ちを理解すること、想像することは諦めた。
無駄なこと。
人事はどういう形であれ、人の人生を狂わせる。
変える、ではなく、狂わせるなんて言葉を使えるのは、
今が発表前だからだろう。

私もそういうタイミングになんどか立ち合ってきた。

家族のいないお前にはわからないだろう、というニュアンスを含む、
そう感じさせる余地をもった後輩の言が不快。
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  1. 2022/02/21(月) 22:32:20|
  2. 映画について
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「黒牢城」

直木賞受賞で知り、たまたま登録したオーディブルの聞き放題対象だったので聞いてみました。

タイトル:黒牢城
著者:米澤穂信
出版社:角川書店
きっかけ:直木賞受賞、オーディブルの聞き放題対象だった
購入先:Amazonのオーディブルで視聴(無料期間)
     書籍としては読んでいない。

面白い。
戦国を舞台にしたバディミステリー。
織田信長に反旗を翻し有岡城に籠城する荒木村重と、村重を説得に赴き牢に捕らえられた黒田官兵衛が主人公。
籠城をするなかで変わっていく城内の空気感と起きる不可解な出来事、戦国ミステリ-。
この舞台設定が面白い。
黒田官兵衛が有岡城に捕らえられた顛末は、豊臣秀吉の2人の軍師の友情物語として知る人が多いかと思います。
荒木村重を主人公にして、有岡城を舞台して当時の状況をみることが新鮮で、面白いと感じました。

心の内を少しずつ表に出していく荒木村重、妖怪のように変じていく黒田官兵衛。
はらはらしながら聞いていました。


今回はオーディブルで聞きました。
18時間。
オーディブルはゲームクリエーターの小島秀夫さんが定期的に音声配信をされる、ということで
登録しました。
登録したからには、とコンテンツをみていたらこの作品を見つけた、という流れです。
ナレーターの方の声、読み方もとても聞きやすく、
18時間の長時間、飽きることなく楽しみました。
月額1,500円はサブスクリプションサービスとしては高い部類です。
ナレーターの方が長時間、高い品質の読み上げを提供されていると考えると
価値は十分あると感じています。
継続していくかは、ラインナップをみながら検討します。

今は米澤氏の「氷菓」を聞いています。
この作品をきっかけに新たに気になる作家さんが出来て、嬉しいです。
  1. 2022/02/12(土) 15:07:31|
  2. 書籍について
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2008年1月7日、母親が亡くなった。
53歳だった。

その時私はやっと就職が決まり(今はその会社を辞めたいと思い、死にたい口にしているわけですが)、
1月5日の会社の新年会に招待を受けていた。
新年会に行く前にスーツ姿で別れを告げたのが、私が母と顔を合わせた最後の機会だった。

大学進学を機に、一人で暮らすようになったので、
母と暮らしたのは18歳までだった。
だから、私の人生は母親と一緒でない時間のほうが長くなっていく、
どんどん母の記憶から遠ざかっていくことに、今更気づいてる。

母は小学校の教員をしていて、国語を専門にしていた。
図書館で働いていたこともあった。
母が読書をしていた記憶はあまりない。持ち帰って仕事をしていた記憶のほうが濃いから。
俵万智さんの作品を好きだった、という記憶がある。

私は今でこそ読書が趣味である風を装っているが、
10代はライトノベルが中心で、ゲームの攻略本の別冊(武器防具のイラストが掲載されているもの)を眺めているのが好きだった。
漫画世界の歴史、日本の歴史シリーズが好きで、そのことは今の歴史好きに繋がったと思う。
母と本について話をした記憶は、あまりない。
それでも、絵本を読んでもらったし、本を読むことが好きではある。

今年は割と本を読んでいる。
「武王の門」「陽炎の旗」「東京奇譚集」 文庫本3冊を割と読んでいるという程度の読書量である。
それと「人生ミスっても自殺しないで、旅」もだ。
NHKの朗読で岡本かの子の作品を聞いていて、ふと母はどういう作品が好きだったのか、
岡本かの子の~と言ったら、どう反応したのだろうかと気になった。
昭和28年生まれの母だから、読んだことがあったのかもしれません。
私が須賀敦子のエッセイを読んでいると知ったら、どう思うのだろう。
息子が深夜勤務の移動中に久生十蘭の存在を知る、なんて思いもしなかっただろう。
母と話をしたくなった。

今、息子が死にたいと思っている、なんてことは知られたくないけど、
もし母はゆっくりと話がしたい、と切なく思った。

仕事がつらくて、死にたいと思っています。
話せる時に話したい人と話してから、と今は思っています。
  1. 2022/02/04(金) 20:33:25|
  2. 日記
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ビーフィーター
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出せない手紙は、読まれないどころか、
食べてもらうこともできないのに。

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