目が熱く、乾いてしまった仕方ない。
体も心も、潤滑油というか余裕がなくて、疲れてしまっています。
落ち着く場所や時間を見つけきれずに、逃げ込む場所もなく
生きています。
「春を見送る」
まだ桜が満開の頃。
通勤中に桜の花びらが、川の流れに乗って流されていくのを見た。
無邪気に運ばれていく花びらを眺めながら、春を見送っていると感じた。
桜を楽しんで見ることもなかったし、ツツジや藤を見に行こう、なんて予定も立たないまま時間が過ぎていく。
街角を飾る花々を立ち止まって愛でる
そんな余裕もないままに。
ああ、春を見送る。
「この町」
穏やかな夕暮れは去り、静かな夜が訪れた。
街を歩いていると、夕日が落ちるのにあわせるよう、
店がぼちぼちと店じまいをしている様子が見える。
昨今の情勢にあわせて、営業時間を短縮している。
いつもより夜が早くくる、と日の落ちていく街のなかで、不思議な気持ちになる。
この風景がこれからも続いて、
この騒ぎが終わったとしても、続いていくのではないか。
そう思うととなんだか、切なく、懐かしく思う。
- 2020/04/21(火) 20:03:42|
- 詩・恋文
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