8月31日
走り抜けた8月も今日で終わり。
いろいろな積み残しがありつつ、8月が暮れていきます。
このブログではき出していましたが、今月は休みが取れなくて、
苦しかったです。
そんななか、1日休みがとれたので、熊本県にいってきました。
私の平成最後の夏休み。
朝、仕事に出社するのと同じ時間に家をでました。
車を海沿い走らせ、熊本に。
サントラで好きな音楽を聴きながら。
最初に訪れたのは雲厳禅寺。
宮本武蔵が晩年ここにある霊厳洞にこもり五輪の書を書き上げたというところ。
山の中にありましたが、大きな看板があり、迷わずにいくことができました。
こんな山の中、車もない時代なら俗世から切り離されて、己と向き合うしかない場所だと、思いました。
御朱印もいただきました。
昼食は熊本市内、紅蘭亭で。
行列ができていましたが存外待たずにすみ、熊本名物太平燕を美味しくいただきました。
食後は上通りで書店回り。
汽水社さんとMyChairbookさんに。
どちらでも書籍を購入。日記仕立ての本で、ゆっくり読ませていただきます。
Mychairbookさんは、お休みを確認してなくて、残念と思っていたら、たまたま店主さんがとおりかかられて、
あけていただきました。
感謝しています。
ありがとうございました。また読み終わった頃にお邪魔いたします。
書店まわりのあと、本命の熊本県立美術館に。
ガラシャ展とそこで展示されている、刀剣「歌仙兼定」が今回の目的でした。
ガラシャ展は流石、細川家の熊本県ということもあり、紙媒体の資料を中心の豊富な展示でした。
当時の世界地図やふすま絵がとてもインパクトがありました。
また担当、脇差し、槍などの刀剣も展示されていて、それらを見比べることができたのも、楽しみの一つでした。
細川ガラシャがイエズス会を通じて欧州に伝えられ、オペラにもあり、
明治維新のタイミングで日本に逆輸入された、というのも、とても面白く感じました。
「歌仙兼定」については、刀剣の見る目はもっていないのですが、
統治の不行き届きに切れた先代が家臣を36人切った、という命名の由来のほうに面白みを感じました。
その後の休憩は、水前寺公園近くの喫茶店で。
おしゃれなお店ですが、どちらかというと、今風の昔の喫茶店(意味不明)な感じがして、
大変居心地が良く、村山早紀さんの「春の旅人」をここで読了しました。
その後は渋滞を乗り越え10時頃に佐賀に戻りました。
平成最後の夏休み。
とても楽しく、幸せな時間でした。
物事も人も変わっていくけど、行くからこそ、今を大事にしたい。
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- 2018/08/31(金) 20:24:48|
- 日記
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彼女は愚痴をいう。
延々と愚痴をいう。
私は、いつももやもやしていて、夜になると人恋しくなる。
人の声が欲しくて、彼女に電話する。
そんな私に彼女は愚痴をいう。
同僚のこと、先輩のこと、上司のことなどなど。
1時間も2時間も。
「私は仕事では冷たい人間になることにしているの。」
もう嫌だ、疲れた、聞きたくない。私がそう思い出した時に彼女がいった。
「でも、こうして貴方が話をきいてくれて、私はほんとうそんな人間じゃないとと、わかってくれているから、
私はがんばれる」
疲れていた心がゆるんだ。
- 2018/08/30(木) 19:16:36|
- 詩・恋文
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9月2日は妹の結婚式。
未だ未婚の不出来な兄ですが、せめて身だしなみだけでもと、
髪を切り、靴を買い。シャツも、ネクタイも。
当日の打合せもあると、実家を尋ねた。
父の「髪きったな」という笑顔が優しく、何故か泣きそうになった。
妹の結婚について、父と妹は長くいがみ合っていた。
私は傍観者を決め込んでいたので、最終的に居心地が悪い。
中立は駄目よ、というマキャベリの君主論の中の言葉をこういう時に実感している。
そんな軽口をいえるくらい、
華やかな日になるのでしょう。
今日は朝から雨。
気持ちは相変わらず暗い。
雨の合間に虹をみれないかと、思ってみたり。
- 2018/08/30(木) 09:25:41|
- 日記
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結局、休日の11日は初盆参り、12日は午前中打ち合わせ、18日は午前中2社訪問。
実質少しも仕事にでていない休日は、26日と月内どこかでとる代休。
二日。
- 2018/08/17(金) 22:31:49|
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営業の途中にひまわりの群生地を見かけた。
つい営業車を寄せて撮影した。
ひまわりの花をみると、どこか寂しさを感じてしまう。
何故だろうと考えると思い出す作品がいくつかある。
蜷川幸夫演出の「トロイラスとクレシダ」
白い舞台にひまわりが群生する場面から始まる。
戦の狂乱に飲み込まれていく人々の悲哀。
そう感じるのは客席から見ているからであり、私たちも同じ。
後味の悪い作品だけれど、それだけに又見てみたいとおもう物語。
コードギアス 反逆のルルーシュ
ひまわり、富士山、海、ブリタニア。
日本。奪われる名前、奪われる日常、友情。
来年新作映画の公開が発表されているアニメーション作品の冒頭のシーンもひまわりが登場する。
ダモクレスなど、ギリシャ悲劇を思われるこの作品も、
やはり飲み込まれていく人々、決断を強いられる人々の姿を描いている。
テレビ版は群像劇の色合いが強く、主要人物の感情の起伏が激しく、不安定。
昨年から今年にかけて公開されている映画版は、時間の制約もあり、主要人物の焦点が絞られ、
不安定さも少なく、すっきりとしている印象。
なんて、アニメの話をしたかったのか。
ひまわりの花をみて寂しくなるのは、人の心と同じように移ろいゆくことを知っているからか。
それでも、人の心と同じように、今この瞬間、一緒にこの美しい風景を共有することのできる
幸せを愛でることができる、幸せをかみしめるのか。
あのひまわりを、共に見たい人がいる。
それはきっと幸せなこと。
- 2018/08/17(金) 20:40:23|
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