数少ない年中行事の一つ。
年末に「第九」を鑑賞すること。
6年ほど前から、都合のつく限り、チケットをとり地元交響楽団のベートーベンの「交響曲第9番」を聞きにいっています。
私はクラシックについて詳しくありません。
すべての楽章の曲がわかるのが片手で足りるくらいの知識しかありません。
だけど、年末に第九を聞くことは、欠かせないことです。
気持ちが高揚感に満たされて、不思議とやる気がわいてきます。
ちょうど一年を振り返り、明日を展望する時期、というのもありますが、
一方でいろいろ立ち止まり思い返し、悩む時期でもあります。
そんな年末だから、「第九」を聞き、がんばろう!って思えるのが自分には必要なことと思っています。
今年も演奏もよかった。
いつもよいのですが。
私は、第4楽章で中盤テノールソロがリードするところが、特に好きなようです。
やる気をチャージして、明日は仕事納め。
やり残したことも沢山あるけど。
一つずつ。
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- 2017/12/27(水) 18:24:17|
- 日記
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このブログを立ち上げたのは、2007年12月26日。
はじまりのご挨拶を投稿していました。
投稿自体は、途中MIXIとSeesaaの記事を統合したので、もっと以前からありますが。
私は10年の時間を生きて、2017年12月に生きている。
10年の時間が過ぎて、今の暮らしが、当初わからないことだからだった日々が、
当たり前に過ごせるようになっている。
もしくは、当たり前のモノとして埋もれている。
ブログを読み返し、一番にそうだよなと思うことは、
10年前の今日、母は生きていた、ということ。
過去に書いたことがありますが、年があけ、1月5日に今勤めている会社の新年会に
来年の新人として招かれ、スーツをきて、コートをきて、
母に「いってきます」と挨拶をしたのが、私が母と会話を交わした最後でした。
新年会にいくと、いつもそのことを思い出します。
公私ともに過ごしてきた時間の意味を、行動を試される時期に入りました。
年末年始って、そういう時間。
今の私にとって、ううん、もうずっとそうだけど、居心地の悪い時間でもあります。
今の私は、10年後の未来を生きる私は、
あの頃の私や亡き母に正面切って会えるんだろうか。
・・・答えはわかっていて。
この悲しい気持ちだって感じているのだから、
10年後の未来にまた振り返ることができるよう、
頑張って、生きようと思う。
- 2017/12/21(木) 20:49:11|
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「唐津」を舞台にした映画「花筺」を鑑賞してきました。
感想を書いたメモから抜粋すると
・夢の中の唐津
・チェロ
・嘆美→雰囲気重視→芸術作品
・喘息、左利き、キリスト教、レーニン
唐津でロケが行われた作品で、
唐津で撮影されただけなく、唐津の街や文化、歴史への尊重を感じた。
唐津神社の神事、唐津くんちについて違和感なく登場していたから。
大林監督の作風は、知っている風景なのだけれど、不思議な世界にいるような、
「夢の中の唐津」を舞台にしたよう作品でした。
作中、終始「チェロ」の曲が流れていて、
過去にエヴァンゲリオンの映画で聴いた曲で懐かしく思っていました。
作品にもあっていた。
「芸術作品」というのは上記のような作風で、
カット割りや場面転換、合成などがすべて大林監督の作風ということで驚いています。
この雰囲気が大丈夫かどうかが、この作品を受け入れることができるかを分けるのだと感じています。
当時の日本においてマイノリティとされるような要素を、
主人公格の人物を中心に取り巻く人物が兼ね備えていました。
「喘息、左利き、キリスト教、レーニン」
最後まで見終わると、この主人公がこの物語を語る上で必要だったのだと気付かされます。
青春生活の中にうっすらと漂う死の気配。
それが段々と色濃くなっていく様子が幻想的に描かれていました。
反戦、反戦なのですが、どちかというと戦争が青春を飲み込んでいく話で、
「筑波日記」など竹内浩三の著作も読み返したくなりました。
2時間半を超える上映時間で、退屈するかもという危惧がもありましたが、
杞憂に終わりました。
とても面白かった。
とても美しかった。
是非機会があれば、ご覧ください。
- 2017/12/21(木) 20:30:27|
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