ちょうど二日前の朝。
物凄い音、壊れる音がして目を覚ましました。
床に転がるワインの空き瓶と、テーブルの上でまっぷたつに割れた小さなどんぶり。
びっくりするくらい二つに割れたピンクの器。
以前お付きあいしていた女性が、自分用にと持ってきたもの。
不意に酒棚から落ちた空き瓶が、テーブルの上にあった器に当たって、器は見事に二つに割れてしまって。
妄想してばかりの私だからって、それが彼女に何かあったのか!と思い込んだりしないし、それに連絡をして確かめる勇気もありません。
だけど、もしかしたらって一人で心配になってしまっています。
ほんとに、手におえない馬鹿です。
今、だからどうとは言わないけれど、そんな馬鹿な気持ちをどうしたらいいか、わからなくて困ってしまいます。
笑ってください。
今、先日発売された「秒速5センチメートル」の小説を読んでいます。
映画のなかで、「出す当てのないメールをうつくせがついたのは、いつからだろう」という台詞が出てきます。
他にも、いつからかどちらともなく、手紙を出さなくなり、来なくなる描写がありました。
ああ、と思わせられました。
私にもいつからか出さなくなった手紙があります。いつからかこなくなった手紙があります。悩んで、何を伝えたらいいのかわからなくなって出さないままだったかもしれない。今はわからないけれど。
そんな手紙はたくさんあります。
ただ、そんな手紙があったという事実だけが、思い出されました。
だから、劇中の二人には何があったんだろうと思いたい。
いや、私が期待しているようなドラマディックな何かは、劇中では何も語られていませんでしたが、きっとなかったんでしょうが。
小説は私の期待と予想が、どうなるのか、ゆっくり読み進めていきたいと思っています。
何か素敵なもの、好きを通り越して、大切にしたい思いを伝えたい気持ち。
本でも、映画でも、音楽でも、風景でも、そんな気持ちに出会った時に、誰より先に伝え、共感したいと思う相手。
その人を、私は好きなのかなって思います。
だから、伝えることができない時に、辛く、もどかしく、こがれる。
この冬の素敵な出会いに感謝を。
追記 出す当てのないメールをうつ癖、私にもあります。
いつからだろう
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2007/11/17(土) 18:02:00 |
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自分の都合のいい事、都合の悪い事ばかりを覚えて、
本当に覚えておくべき些細な、大切なことを少しずつ落としていく事
なのかもしれませんね。
時を隔てて今、ここにいるってことは。
思い出は掌に掬った砂のように、
失ってしまわないように、大事にしたいと思い、優しく、強く握ったとしてもその事で逆に、都合のいい事、都合の悪い事だけが残ってしまってしまう。
本当に覚えておきたかった些細な日常の大切なことはさらさらと少しずつ零れていくのかもしれませんね。
いつかこの手から握り締める力が失われたときに、
手の中に残った、私の体温で暖かな砂のかけらが土に還るように、
全てが失われる。
なんてそんな大げさな事まで考えてしまいました。
凄くわかりにくくなってしまいましたが、
人っていろいろな意味で「自分のみたいもの」だけを記憶していくのかなって。
その中で、本当はもっと沢山の事が、些細だけれど、幸せだったり、辛かったり、悔しかったり、嬉しかったり、色々な事が失われてしまっている、しかも気づかぬ間にどんどんと。
残った一欠片の思い出に沢山の思いをこめてしまって。
それがまるで昔砂場で掬った砂に似ているような気がして、書いてしまいました。
「零れ落ちる」という言葉がとても気になる冬の始まりです。
夜中に書いたラブレター。
眠れないまま朝を迎えて。
今日は凄く眠たいのに、何かをしていようと音楽を聴きながら
閉じこんでいた資料やレジュメに目を通していました。
今更だけど、何でもやってみよう。
TUATAYAで自分に「出会うことを恐れてはいけない」と言い聞かせながら、見たらきっとへこみそうな映画を借りようとしている私です。
2007/11/13(火) 05:04:00 |
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出会うことを恐れてはいけない。
私の思い込みです。
先週沢山借りてきた映画もおしまい。
『大停電の夜に』のDVDをみました。
トヨエツがうまそうに、酒のみながらタバコ吸いながら
大停電の東京の、場末のキャンドルで照らされたジャズバーで
話し込む姿が素敵だと思いました。
ああ、飲みたい(笑)
言葉をかけたい、片思いのような思い込みでいいから、
言葉をかけたいと思うのに
うまく言えない。
どうするべきでしょうか。
そういうことって、きっと何の力を借りるまでもなく、
自分の力でなすべきことでしょうか。
大げさですね。
『大停電の夜に』は公開されていたときからみたいと思っていた映画で、
映像や作品としての雰囲気はもちろんの事、話がとても綺麗でした。
ストーリーはもちろん、話の構成、つくりが丁寧でそのことがとても気に入ってしまいました。
それぞれの登場人物の作りが丁寧で、それぞれの話が重なったりはなれたりする。
そんな話に昔から弱くて。(苦笑)
邦画見直しました。えらそうでいやだなあ。
ほんとに僕は何かを評価するのヘタだ。
部屋にいて、指が冷たくなっていく。
寒いと、自然と言ってしまうような夜。
遠くで雷がなった。冬の雷ってなんというか、不安にされてしまう。
怖いとかそういうのではなくて、寒々とする。
そして冬の夜の雨は、心まで濡れて心底冷えてしまいそう。
ま、そんな雨のなかを私は返却しにTUTAYAに向かいますが。(苦笑)
2007/11/12(月) 02:32:00 |
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洗濯機が壊れました。
洗いはするけれど、すすぎをずっと繰り返す。
友人から貰い受けて数年つかってきて、そういえばもう長い時間が過ぎていたことに改めて気づきました。
そういうこと、いなくなったり、壊れたりって
突然にやってくるのかもしれないなんて、
思ってしまいました。
とりあえず電気屋さんにみてもらおうと。
まだ洗えるからそのまま使おうか。
洗濯物を干しにベランダに出たら、
秋の夕日がまぶしかった。
秋の夕日って、なんだか太陽の強がりみたいだって不意に思いました。
夏のような強さはない、空気も冷たくなっていく、
それなのに日差しが鋭くて目を細めてしまう。
暮れていく季節の中での、太陽の強がり。
もう冬がきてるんですね。
2007/11/09(金) 15:53:00 |
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汗をかいた帰り道。
空気はだいぶ冷たくなってきているけれど、まだ寒いというより
ひんやりした、夜の空気。
音楽を聴きながら自転車を走らせと、
屋台の淡い光がなんだかとても暖かくて、
一人で気分が和らいでしまう。
風が気持ちよくて、音楽が気持ちよくて、そのせいか
あなたに優しくしたいと不意に、強く思う。
この電話に出てくれたら僕はきっと凄く幸せなんだろうな。
もし電話にでてくれたら、素直に気持ちと伝えて、
電話にでてくれてありがとう、って言おう。
私を優しい気持ちにさせたのはクラムボンのアルバム、「Re-clammbon」の「Re-トレモロ」でした。
ほんの20分もない帰りの時間で幸せを感じてしまいました。
秋っていいですね。
つい顔が綻んでしまって、屋台のおじさんと笑顔で喋ってしまっていました。
変な客って思われたんだろうなあ(苦笑)
特に何かあったわけでもないけど、今日は凄く幸せ。
メモ書き日記はこれにて!
2007/11/09(金) 00:08:00 |
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先日に続く、同じ日に借りてきたこれまた同じく新海誠監督の「ほしのこえ」をみました。
「ほしのこえ」は新海監督がその名を知られた作品ということで、
25分の短い時間でしたが、「秒速」と同じく不思議な色使いで
綺麗な作品でした。
音声が声優版とオリジナル版があって、
オリジナルのほうは新海監督が自分で声をだしていたりと、
手作り感が気に入って、そっちを好きになってしまいました。
キャラクターの絵も、いまひとつというレビューを見ますが、
同じ点から気にはなりませんでした。
空が好きなんだなっていうのが率直な感想です。
「秒速」に比較しても宇宙が舞台のSFでしたが、同じような思いの強さからくる「せつなさ」に心は鷲掴みにされてしまいました。
もう一本、「茄子 アンダルシアの夏」もみました。
こちらも短編と呼んでいいくらいの短い映画でしたが、
細かい話や設定がなくて、スッキリとした世界を一気に楽しむ事ができました。
主人公の声は大泉洋さんが当てられていましたが、うまいものですね。
まったく違和感を感じずに、スタッフロールで「ああ」と思ってしまいました。
作品の雰囲気が、これまで見た2本に比べて「暖かく」て見終わって安心、のようなものを感じていました。
「ほしのこえ」は、この気持ちをどこにもっていこうかと
悩んでしまいましたから。
「秒速」も「ほしのこえ」にしても、この「茄子」も、悪いやつが出てこない映画でした。
意外と「悪いやつ」ってそんなに出てくるものじゃないのかもしれませんね、映画って。
「ほしのこえ」は漫画になっていて、作者が「バス走る」の佐原ミズさんであったことは、心の中で妙なところでつながるものだと、一人で驚いていました。
しかも「ほしのこえ」と「茄子 アンダルシアの夏」の原作本は同じアフタヌーンKCから出てるということで。
偶然ですね(笑)
何でもかんでもにつながりを見つけようとするのは悪い癖ですが、
「おおい、偶然じゃない」って事あったので書いてみました。
「ここにいる」
っていう言葉をなんだか最近よく耳にするようなきがします。
自分の過去の日記の中にも
「ここにいる」と書きなぐった自分の汚い字があって、
何を恥ずかしい事かいてるんだって思ったりしていましたが(笑)
去年末から遊んでいたゲーム「.hack//G.U.」では主人公が「俺はここにいる」を魔法のように叫びまくっていました。
夏の終わりに見た「蒼穹のファフナー」は「対話」をテーマにして、「あなたはそこにいます?」という問いかけがたびたび使われ、「ここにいる」「そこにいる」と登場人物が応じるシーンがありました。
「ほしのこえ」でも「ここにいるよ」という言葉が、使われていて。
ここにいるよってしか、言えなくなる事、あったような気がします。
結局映画やゲームの世界だけですが、「ここにいる」っていわれるとはっと、してしまいます。
TUTAYA半額利用して、沢山借りてきてしまって、
仕方ないから寝る前に丸くなってみてばかりで(苦笑)
また目が悪くなりそう。
「かもめ食堂」と「メゾンドヒミコ」は以前「さびしさ研究所」で紹介されていたので、見るのが楽しみです。
2007/11/07(水) 17:26:00 |
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大学祭、25時間駅伝、産学連携フェア、イベントごとの多い一週間が終わって、11月も5日になった今日は、
朝から一日雨でした。
この季節、雨が降るたびに気温がぐっと下がるように感じて、
冬が近づいてきてるなって思います。
急に静かになって、暮れていくという言葉がすごくぴったり来るように感じます。
ここ一週間のメールを改めて読み返していて、TUTAYAの半額クーポンメールを発掘しました。
待ち遠しいメールを待っていて、読み飛ばしていて気にもしていませんでした。
折角なのでと最寄のTUTAYAに出かけてCDとDVDを借りてきました。
新海誠監督のアニメーション、「秒速5センチメートル」を見ました。
新海監督の作品は、以前友人から薦められていたのですが、
見るのは初めてでした。
綺麗なアニメでした。
3D、CG慣れしすぎていた事もあって、新鮮で余計にその描写の綺麗さが印象に残っているのかもしれません。
不思議な色使い。優しい色使い。
登場人物と年齢が比較的、というかほぼ近かったため
気持ちとしてリンクしやすかったこともあると思います。
久しぶりに、突っ込みなしに見入ってしまいました。
「秒速5センチメートル」という不思議なタイトルが気になる方は、ぜひ。
山崎まさよしさんの「One more time one more chance」が主題歌として使われているので、好きな方も。
雨が静かに降る夜に、一人で雨だれの音を聴きながら
このアニメーションをみていると、
とってもさびしくなりました。
ああ、秋が暮れていく。
追記 「秒速5センチメートル」は新作だったので半額にならなったというおまけつきでしたとさ。(苦笑)
2007/11/05(月) 21:28:00 |
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人を恨みすぎて見えなくなった。
と大河ドラマ「風林火山のなかで山本勘助がいっていました。
勘助が隻眼であることは、病によるものであるが、
この言葉はこのドラマの中でのこのときの勘助の心境をうまくあらわしているように思えました。
思い続けて今も。
気持ちが人の目を曇らせることは決して少ないことではないと思います。
別に人間関係だけに言えることではなくて、
志向や経験、思いいれなんかも。
そのこと自体が悪いことではないかもしれないし、
悲観的すぎないかと言われるかもしれないけれど
私は、今の私はそう思うわけです。
ウルトラ25時間駅伝に参加してきました。
いつもお世話になっている床屋のチームの一人として走ってきました。
大きな公園の周囲830mを走って25時間で周回を競うというもので、
起業祭の一環で行われたものでした。
830mばかにできないですね。
しかもテント前を通るときに応援(あおられる)されるので、
走りすぎて疲れました。
1時間を6人でつないだのでがんばりました。
走り終えた後にその六人で、焼肉をつまみつつビールで乾杯。
23歳から50歳までの6人でいろいろなことを話しました。
日の落ちていく中、ライトの明かりの下、焼肉しつつ飲む。
いいですね!この感じ!
バーベキューみたいで。
場所がスペースワールドの横で、ライトアップされた観覧車。
遠くにそびえる工場地帯を見ながらの夕食は格別でした。
一緒に飲んでいた男性で店長の同級生が実は、北九州エコタウンの事務所長で、色々興味深い話を聞けたことも有意義でした。
人の縁って不思議。
先週から何かと憂鬱さに駆られていたので、
気分転換になったように思います。
が、調子乗って普段飲まないビールを6本も開けてしまい、
肩が重いのとまた憂鬱さにキャッチされてしまいました。
あほな私。
追記
賞味期限はしっかり守りましょう。
色々と、面倒なことになります。
2007/11/04(日) 00:47:00 |
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