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恋文職人

「個人的な心象、感動、言葉のブログです」 開設時に書いた説明。現状は、愚痴を吐き出す場所になっています。時折書籍や映画の話をします。

読書

書店に行くと葛藤する。

常日頃、仕事を辞めたい、死にたい、いなくなりたい、とそんな言葉が頭を占領しているのに、
自分の「生きたい」という欲望を感じてしまうから。

物語に触れて世界に浸っていたい、本を所有したい、語りたいという欲。

仕事を辞めたいと思っているのに支出し、いなくなりたいと願いながら、書架に収まらないから机に平置きするまで本を増やす。

葛藤して、葛藤して、結局、本を抱えている。

葛藤して、葛藤して、結局、生きているように。

2/6 「残月記」を購入した際にInstagramに投稿したもの
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  1. 2022/04/08(金) 17:54:03|
  2. 詩・恋文
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昔に戻ったみたい

連休もあけて、5月中旬ですね。
桜の花を見送り、ツツジの頃も過ぎました。
人を集めるから、とチューリップや藤が刈られているというニュースを見ました。
悲しい気持ちになりながらも、元気にしています。

コロナの自粛で夜が早くくるようになった気がしています。時短営業でしょうね。
なんだか子どもの頃に戻ったみたいなって。
早く来る夜の町を親子や夫婦で歩いている様子をよく見かけるようになりました。
そのことを昔を思い出させるんです。
よく、母や妹と歩いていました。懐かしいです。
母は13年前に他界し、妹は隣県で暮らしています。
父は年取ってきていますが、元気にしています。
父親を寂しい思いさせている、と思いながらも、そのことに目をそらして、
日々を生きています。

新型コロナによる営業自粛で、担当している取引先が2店同時に廃業されることになりました。
まだ、そのことに対応できていません。
頑張らないと。
それぞれの人の節目に立ち会い、私も節目を迎えているのだから。
頑張らないと。

これだけ、自分の気持ちをここで書いていて、
それでもはき出しきれないことがあると、思っています。
それは、言葉にするには、言葉にする行程に堪えない、幼稚な自分勝手な思いなのだけれど。
結局、寂しい、とか、名前を呼んで欲しいとか、
そういう、言葉にしか、変換できない。

  1. 2020/05/12(火) 21:09:23|
  2. 詩・恋文
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  1. 2020/04/22(水) 21:44:50|
  2. 詩・恋文

乾いてしまって仕方ない

目が熱く、乾いてしまった仕方ない。

体も心も、潤滑油というか余裕がなくて、疲れてしまっています。
落ち着く場所や時間を見つけきれずに、逃げ込む場所もなく
生きています。

「春を見送る」
まだ桜が満開の頃。
通勤中に桜の花びらが、川の流れに乗って流されていくのを見た。
無邪気に運ばれていく花びらを眺めながら、春を見送っていると感じた。
桜を楽しんで見ることもなかったし、ツツジや藤を見に行こう、なんて予定も立たないまま時間が過ぎていく。
街角を飾る花々を立ち止まって愛でる
そんな余裕もないままに。
ああ、春を見送る。

「この町」
穏やかな夕暮れは去り、静かな夜が訪れた。
街を歩いていると、夕日が落ちるのにあわせるよう、
店がぼちぼちと店じまいをしている様子が見える。
昨今の情勢にあわせて、営業時間を短縮している。
いつもより夜が早くくる、と日の落ちていく街のなかで、不思議な気持ちになる。

この風景がこれからも続いて、
この騒ぎが終わったとしても、続いていくのではないか。
そう思うととなんだか、切なく、懐かしく思う。
  1. 2020/04/21(火) 20:03:42|
  2. 詩・恋文
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後輩の手帳など

「後輩の手帳」
仕事の打ち合わせをしていて、
めくられる後輩の手帳に目がいった。
自由筆記のスペース、1ページの真ん中に映画の半券が貼り付けられていた。
ロマンチストだなと思い、そう言うと
「1日1ページだがら」と照れていった。
なんだかいいこだと、思った。

「久しぶり」
大学入った頃に気になっていた女性から、メールがきた。
気になっていたのは1年生の最初で、告白することもなく、疎遠になった。
私よりもいくつかお姉さんで、笑った顔、声がとても可愛かったことは今でも印象として残っている。
「文章かくのが好きだったから、さすがだなぁと思った」と今の仕事についてについて
書いていてくれた。
記事なんて書いていない。
営業の仕事だ。
それでも、そういう印象を持っていてくれたことが嬉しかった。

  1. 2019/05/04(土) 18:27:11|
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出せない手紙は、読まれないどころか、
食べてもらうこともできないのに。

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